2015年1月22日木曜日

出会いの話2 「やりたいこと」を始めた結果



全てはここから始まった。





昨年。



HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルスI型)の感染が発覚して

初めての春を迎えた頃の私は、





当時お付き合いしていた男性と交際を解消したり、
 (ウイルスの感染発覚で相手が不安定になってしまったため離れることに)

勤めていたバイト先を辞めて職探しをしたり、
 (ブラック企業怖いパワハラ怖い)

急に思い立って4泊5日の車中泊一人旅in四国に出たり。
 (知らない土地大好き!運転はもっともっと好き!)




とにかくまぁ、自分の周囲の環境を変えようと躍起になっていました。

目に見えない、起動するかどうかだって怪しい時限爆弾に怯えて、不安に追い立てられるように走っていました。





「やりたいこと」をやろう。

いつか、やりたくてもできない日が来るかもしれない。

「やりたかった」と後悔しないために。






そんな頃に始めたTwitter。


それまで政治や経済、社会の動きを「追う」ことに苦手意識を持っていたために、何だか社会と隔絶されたような生活を送っていましたが

社会そのものには関心を持っていたので、黙っていても自分好みの情報が流れてくるシステムの引きこもり支援ツールなツイッターはとっても便利なサービスでした。



それからは時事の話題を取り上げる講演会などに直接赴いたり、

著名人・学者・専門家などのブログや本を読むようになりました。



引きこもりが大きな進歩です。



昔からテレビや雑誌などでの情報収集には積極的になれなかったので、この辺りツイッターは良い媒体になっているなと思います。




そうしたなか、とある講演会を傍聴しに行ったときのことをツイッターで呟いた際、同じ講演会に参加されていた方からメッセージを頂戴しました。


講演会の感想、それに関連する諸々の話題について数度のやりとりを繰り返し、次第にお互いの情報を交換する仲に発展していきました。



……と言いつつ、実際には知識不足勉強不足の私が相手にあれやこれや質問したり教えてもらう立場だったのですけど( *´艸`)







興味関心が共通している相手とのコミュニケーションは、その内容も充実してとても楽しいものです。


その方を仮にAさんとしますが、Aさんと親交を深めていくなかで社会的なニュースの話題に限らず日常のちょっとしたことやプライベートなこともアドバイスを受けるようになります。


互いに顔が見えないことで、個人的な悩みや心情についても気軽に話すことができたんでしょう。




Aさんは(あえて深くまでは聞いていませんが)その言動から、思慮深く、多くの知識・経験を積んでいらっしゃることは容易に想像できましたので、当時の私にとってこの出会いは新鮮なものでした。





たかだかツイッター繋がり、しかも互いのバックボーンも知らない相手から本気で心配されるって…よくあることなのかも知れませんが、互いの価値観がやや近いために、Aさんの言葉は常にリアルな重みを持って私の心に響きました。





Aさんの心の支援によって、以後の私の運命は変わることになります。




こんな書き方をすると大げさですが、白血病ウイルスに感染して戸惑い、迷走する日々を送っていた私には新しい世界の始まりだったわけです。


Aさんご自身には人助けとかそんなつもりは無かったでしょうし、そもそもウイルス感染がどーのこーのなんて情報は知りもしなかった訳ですから、こんなことを言っても意味不明かもしれません。





けれど、Aさんとの交流を重ねた経験は今の私を形作る要素の一つであったことは間違い無いのです。





きっかけはどうあれ、「やりたいことをしよう」と考えて、「やってみた」結果、思わぬところから貴重な出会いが始まりました。


この後、私は再び多くの貴重な出会いを果たすことになります。




(ちなみにAさんとのやりとりは現在も進行中。いぇーい!Aさん見てるー?




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